匠の技 01印刷工程

小さい文字や細かい画線もクリアに印字
滑り止め印刷など機能性の高い技術にも卓越

一巻約6,000mのクラフト紙は、一時間半ほどで一気に印刷されますが
一枚一枚をクリアに仕上げるために、1mm単位での装置の設定はもちろん
長年の経験からくる感性で、インクの濃さなどにも細心の注意を払います。

近年は包装資材にも細かい注意書きや製造番号、外国の文字を
印刷することが増えており、当社の技術はますます必要とされています。
技の継承のために研修を重ねると同時に、通常の業務の中でも技術者
育成という視点を忘れず、お客様のニーズにお応えしてまいります。

匠の技 02製筒工程

紙袋の原型である
筒の形状を完璧に整える成形の技
JIS規格を超えた仕上がりがマスト

クラフト紙を糊で貼り合せ、成形し、断裁し、筒をつくる工程。
強度を持たせるため、品質を上げるため、ラミネート紙や剥離紙を使う場合もあります。
貼り合せには、素材に合わせた糊を選択します。

成形部が大切です。紙がたわんだり、ねじれたり、歪んだりする
ことがあります。成形した筒はすべて検査員が確認します。
JIS規格の範囲でも、ほんの僅かなたわみも手に取った感覚で
判ります。自分の中に高い基準値を設け、この理想に近づける
ことを仕事のやりがいにしています。それがお客様への品質保証
につながるのです。

匠の技 03ミシン工程

用途や内容物に合わせて
筒の底を作り
袋にする作業
前工程の不具合も含めて最終確認し
誇りを持てる製品を世に送り出す

ミシン、オーバーテープ、カットテープ、イージーオープン、スコアカット等
多様な加工法があります。いろいろなお客様の多様なニーズに合わせて
これらを組みわせ、8台の機械を駆使しています。

クラフト紙の状態を見極めることが肝心です。
紙は生き物、天候や紙の原料によって、変化します。
微調整しながら最後の工程を仕上げていきます。
後輩には「自分でやってみる」ということを大切にしながら指導しています。